『We Killed Our Sweetheart』作品紹介

We Killed Our Sweetheart

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『We Killed Our Sweetheart』目次
三嶋トウカ『We Killed Our Sweetheart』全37話の目次ページ。二人のシリアルキラーと七歳の少女が奇妙な家族になっていくクライム・ヒューマンドラマ。第1話から最終話まで章ごとに一覧で掲載しています。

We Killed Our Sweetheart

人は殺せる。
でも、子どもの育て方なんて知らない。

犯罪と暴力が日常に溶け込んだ、腐敗した大都市。

そこで生きる二人の男は、それぞれ別のやり方で人を殺してきたシリアルキラーだった。

ある夜、同じ標的を追って一軒の家へ辿り着いた二人。
そこで彼らが出会ったのは、七歳の誕生日をひとりで迎えていた少女・リリィだった。

両親には誕生日すら忘れられ、ケーキもない。
それでも少女は、食パンと残り少ないジャム、ピーナッツバターを使って、自分だけの誕生日ケーキを作っていた。

人を殺す方法なら知っている。
危険から生き延びる方法も知っている。

けれど、朝食の作り方も、学校へ通わせる方法も、子どもを幸せにする方法も知らない。

そんな二人が、ひとりの少女を守るために「家族」のようなものになっていく。

血と銃声の絶えない世界で始まる、最悪の保護者たちと少女の物語――。


作品情報

タイトルWe Killed Our Sweetheart
ジャンルクライム・ヒューマンドラマ/サスペンス/ブラックコメディ
作品形式長編/単作/完結済み/全37話
キーワード殺人鬼、疑似家族、子育て、シリアルキラー、犯罪、
ブロマンス、少女、家族、クライム、ブラックコメディ

キャッチコピー

“家族になる資格なんてなかった。それでも、愛してしまった。”


あらすじ

オリオンとジャック。
二人は、それぞれ別々に人を殺して生きてきたシリアルキラーだった。

互いに知り合いでもなかった二人は、ある夜、同じ標的を追って一軒の家へ辿り着く。
そこで二人が見つけたのは、ひとりの少女だった。

名前はリリィ。
七歳になったばかりの彼女は、両親から十分な愛情を受けることなく暮らしていた。

誕生日にも誰も帰ってこない。
それでもリリィは、自分でパンを重ね、ジャムとピーナッツバターを塗って、小さな“ケーキ”を作って待ち続ける。

そして、その夜。
リリィの人生と、二人の殺人鬼の人生が交わる。

少女を残して立ち去ることもできた。
本来なら、それが一番簡単だったはずだった。

けれど、オリオンもジャックも、やがてリリィを手放すことができなくなっていく。

食事を作る。
学校へ通わせる。
友達ができる。
帰りを待つ。

これまで自分たちとは無縁だった、ごく普通の日常。

けれど二人がどれだけ普通の家族を真似ようとしても、彼らが生きてきた犯罪の世界は消えてくれない。

これは、人を殺すことしか知らなかった男たちが、ひとりの少女を守るために生き方を変えていく物語。


この作品の見どころ

殺人鬼二人の「子育て」

オリオンとジャックは、決して善人ではありません。
危険な世界を生き抜く技術には長けていても、子どもの世話は完全な専門外。

食事、生活、学校、友達。
リリィと暮らし始めたことで、それまで考えたこともなかった問題と向き合うことになります。

物語が進むにつれ、二人にとってリリィは単なる「保護すべき子ども」ではなく、失いたくない存在へ変わっていきます。

血なまぐさい世界に生まれる「普通の日常」

物語の舞台には、犯罪も銃も殺人もあります。

その一方で、中心にあるのは食卓や学校、宿題、友達といった日常です。
リリィが学校へ通うようになり、友達を作り、普通の子どもとしての生活を手に入れていく一方で、彼女を守る大人たちの過去は常にその日常を脅かします。

「家族みたいな顔をするべきじゃない」と自分たちを否定しながらも、結局はリリィを守るために動いてしまう。

血のつながりでも、正しさでもない。
それでも確かに生まれてしまった家族の形を描いています。


主な登場人物

オリオン

本作の主要人物のひとり。
冷静で感情を表に出すことの少ないシリアルキラー。

ジャックとは別々に行動していたが、同じ標的を追ったことをきっかけにリリィと出会う。

当初は少女との生活に戸惑いながらも、次第に彼女を守ることを当然のように考えるようになっていく。

ジャック

オリオンと同じく、殺人を繰り返してきた男。
オリオンとは性格も行動も大きく異なり、二人のやり取りにはブラックコメディ的な軽さも多い。

リリィと出会ったことで、それまでとは違う種類の感情を知っていく。

リリィ

七歳の少女。

両親から十分な世話や愛情を受けることなく暮らしており、七歳の誕生日には、ひとりでパンを使ったケーキを作って家族の帰りを待っていた。

オリオンとジャックとの出会いをきっかけに、少しずつ普通の子どもとしての日常を手に入れていく。

マーサ

以前からリリィの家庭を気に掛けていた女性。

オリオンとジャックだけではどうにもならない、食事や学校をはじめとする「普通の生活」の部分を支えていく。

二人の正体や危うさを理解しながらも、リリィを中心に奇妙な共同生活へ関わっていく。


こんな人におすすめ

疑似家族もの、クライムドラマ、悪人が誰かを大切にする物語、殺人鬼×子育てというギャップ、ブラックコメディ、海外犯罪映画のような雰囲気、血のつながらない者たちが家族になっていく物語が好きな方へ。


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