第0話:インタビュー記録

これはデスゲームを見守る簡単なお仕事です。-入社編-

 ――質問です。
 あなたにとって、この会社での仕事は、どういった存在ですか?

「そうだなぁ……もう今は生き甲斐かな? すっかりこの仕事をしない生活は、考えられなくなったよ」
「別に。ただの仕事だけど。面白い回答なんかないよ? ……まぁ、楽しいしボクの一部だとは思う」
「難しいですね~? でも、随分と慣れたと思います~。うふふ、皆さん優しいですし、天職かもしれませんね?」
「これは私にとって、しなければならないことなんだ。……誰かのためになるのなら、喜んで踏み台にしてほしいものだよ」
「無いなら無いほうがいいに決まってる。……受け皿なんだ、どこにも適応できない人間の中には、稀にこれ以外考えられないこともある」

 ――それでは次の質問へいきます。
 『これは大変だった!』と思う仕事内容を教えてください。

「うーん。やっぱり昇格試験かな? でも、やり切った後は何とも言えない気持ちになったよ。みんなそうなんじゃない?」
「開幕三分で、鬼の首が千切れ落ちた時。全然勝負にならなくて、説明とその場の盛り上げにすごく困ったよ」
「なるほど~? 辺り一面肉片になってしまったときでしょうか……。片付けがその、大変そうだなぁ、って」
「働く皆が、どれだけストレスなく快適に仕事ができるか。それから、不自由なく生活できるか。それに尽きるよ。今までも、これからも」
「そんなの勧誘に決まってる。定着するのは案外難しくてね。いい人材知っていたら、教えてくれないか? 報酬は弾むよ」

 ――ありがとうございます。次が最後です。
 そうですね、新しく入る人がいたとしたら。その人に向けて、何か一言お願いします。

「誰だっていつだって大歓迎さ! 是非仲良く仕事をしたいね。困ったことがあったらなんだって頼ってくれ。仕事でも、プライベートでも」
「……誰にだって、向き不向きはある。無理はするなと言いたい。これでも、最初は結構大変……だと思うから。一応、手は貸すから」
「少々人手不足な感じは否めませんし~。やる気があれば問題ないと思います! 強いて言えば、協調性を忘れずに、ですよ~。お待ちしています~」
「我が社は君のことを歓迎する。困ったこと、気になること、不安なこと。どんな些細なことだって構わない、すぐに聞いてくれ。大事な社員になるんだ、敬意をもって接することを約束するよ」
「あー……『話は最後まで聞くように』と、それから『無理はするな』だろうか。俺はついしゃべりすぎるから、無視だけはしないで!」

 ――質問は以上です。
 皆様、ご回答ありがとうございました。


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