第一部「入社編」全56話+インタビューの目次はこちらから。

第一部「入社編」
月給百万円以上。寮完備。福利厚生も充実。
ただし仕事内容は――「デスゲームを見守ること」。
心身ともに限界を迎え、休職中だった灰根改(はいね・あらた)。
転職を決意した彼が見つけたのは、あまりにも待遇がよすぎる求人広告だった。
面接会場は、山あいの無人駅から歩いた先。
高い壁に囲まれた奇妙な街の中心には、ひときわ巨大な社屋がそびえている。
迎えてくれる社員は気さくで、社長は驚くほど親身。
ようやく自分を必要としてくれる職場に出会えた――そう思った改に、明かされた業務内容は、本物の人間が命を懸けるデスゲームの企画・運営・監視だった。
ここでは、殺し合いも実況も、昇格試験さえも「仕事」のうち。
普通の会社で居場所を失った青年は、この異常な職場で働き始める。
本作は『これはデスゲームを見守る簡単なお仕事です。』シリーズの第一部「入社編」です。
第一部は全56話で区切りを迎えますが、物語は第二部以降へ続く構成です。
作品情報
| タイトル | これはデスゲームを見守る簡単なお仕事です。① ―入社編― |
| 著者 | 三嶋トウカ |
| ジャンル | お仕事ホラー/デスゲーム/ブラックコメディ |
| 作品形式 | 長編/シリーズ第1部(入社編)/全56話 |
| 主な要素 | デスゲーム運営、監視、実況、ブラック企業、転職、社内制度、昇格試験 |
キャッチコピー
前の会社より、ずっと人間らしく働ける。――仕事内容を除けば。
あらすじ
上司からの叱責と過重労働で、心も身体もすり減らしてしまった灰根改。
休職中の彼が求人誌で見つけたのは「月給百万以上」「未経験歓迎」「寮あり家具家電完備」という破格の条件を並べた募集だった。
会社の名前はAngelies(エンジェライズ)。
面接に向かった先には、幾重もの壁と、その内側に広がる社員たちの生活圏。
案内役の入江嘉壱、そして社長の入江三律は、改を温かく迎え入れてくれる。
しかし、彼らの仕事はゲーム開発でもデバッグでもない。
本物の人間が死ぬデスゲームを、観客へ届けるための仕事だった。
モニタの向こうで逃げ惑う参加者と、それを淡々と実況する先輩たち。
恐怖を感じながらも目を離せない改は、次第に「見守る側」の仕事と自分自身の感覚に向き合っていく。
これは、普通の職場で壊れかけた一人の青年が、普通ではない会社で居場所を見つけていく物語。
この作品の見どころ
デスゲームを「参加者」ではなく「運営側」から描く
ゲームの勝敗だけでなく、会場の管理、カメラの切り替え、実況、観客対応といった裏方の仕事が描かれます。
他人の生死が業務として処理されていく、その奇妙な日常が本作の中心です。
待遇のよい会社と、倫理観を揺さぶる仕事
前職では使い捨てられるように働いていた改。
新しい会社の人々は彼を一人の人間として扱い、助け、育てようとします。
その優しさと、仕事内容の残酷さの落差を楽しめるお仕事ホラーです。
「昇格試験」があるデスゲーム運営会社
入社後の試用期間、部署の仕事、段階的な昇格制度。
働くうちに改が何を覚え、何を選ぶのか。社内での成長も「入社編」の大きな軸になっています。
主な登場人物
灰根改(はいね・あらた)
主人公。前職で過重労働と上司のパワハラを経験し、休職中に怪しい求人へ応募する。
ゲーム好きの一面も持つ。
入江嘉壱(いりえ・かいち)
改の面接を担当する男性。
気さくで面倒見がよく、会社の仕組みを丁寧に案内する。
入江三律(いりえ・みのり)
Angeliesの社長。
社員を大切にする一方、会社の仕事内容については独特の価値観を持つ。
桃城もがな(ももしろ・もがな)
デスゲームを見守る部署「護人」の一員。
柔らかい口調の女性。
森乃宮りんご(もりのみや・りんご)
護人の一員。
率直で淡々とした物言いが特徴。
兎荷丙(とつか・ひのえ)
護人の一員。
実況にも携わり、改へ仕事の説明をする先輩。
こんな人におすすめ
デスゲームの裏側や運営側の視点が気になる方、異常な職場を舞台にしたお仕事ホラー、ブラックコメディ、主人公の成長を描く長編シリーズが好きな方へ。
内容について
本作には、パワーハラスメント、精神的に追い詰められた人物の描写、殺人・死体損壊などの強い暴力表現や流血描写、デスゲームに関する描写が含まれます。
作品を読む
第1部「入社編」は全56話。
冒頭には、社員たちの仕事観を収めた「インタビュー記録」も掲載しています。
シリーズ案内
『これはデスゲームを見守る簡単なお仕事です。』の各部をまとめたシリーズ総合案内はこちら。
